(ラジオ文字起こし)
こんばんわー成田昭次です。KURE オキーフ Present 成田昭次の Rockon The Knightにようこそ。木曜日の夜9時、ここから30分間の付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。もうすっかり秋、秋の夜長ですよね。ちょうど文化祭シーズンなんですよね。文化祭って、僕は正直リアルタイムで味わったことがないなと思っています。
でも、小学生か中学1年の頃に近くに女子校があって、そこに行った時の文化祭の記憶が一番に思い出されます。その時、いろいろな出し物や催し物がありました。一番覚えているのは、保存料や防腐剤、着色料についての展示で、そういったものに初めて触れて驚きました。それ以来、自分が飲んでいたジュースにどんな成分が入っているのかを意識するようになり、感謝しています。
番組には公式のXアカウントがあります。アカウントは「@RockonTheKnight」です。「#ロックオンザナイト」をつけてたくさんポストしてください。
今夜の1曲目
さて、本日の1曲目です。Rockon Social Club のセカンドアルバム「Don’t Worry Baby」が11月17日に発売となります。とてもバラエティーに富んだ楽曲が全11曲収録されており、同じバンドとは思えないほど多様な景色が広がっています。ぜひ12月のライブも100%まるごとRockon Social Club のライブをですね、皆さんと一緒に盛り上がれたらなって思っていますので、ぜひです。では、そのセカンドアルバムから、11月3日の先行配信、Rockon Social Clubで「ねえ、そろそろ」。
(♪「ねえ、そろそろ」 – Rockon Social Club)
リスナーからのメッセージ紹介
この時間はオキーフをお届けする呉工業がお送りします。ありがたいことに今日もたくさんのメールが届いています。あなたの声を紹介していきましょう。
ラジオネームはありませんが、「私が高校生の時の誕生日に昭ちゃんの名前で電報が届きました。もちろん昭ちゃん本人じゃないのはわかりますが、何十年もたった今でも誰からかわかりません。昭ちゃん本人だったらよかったのになんて思いました」というメッセージです。
電報サービスってありますよね。結婚式などでよく使われますが、あと、昔でいえばタモリさんのね、番組の「笑っていいとも」で結構電報でね、メッセージがありましたけど、僕自身は個人的に使ったことは記憶にないです。いただいたことはありますが、電報って温かみがありますよね。使える場面が来たら僕も使ってみようかなと思っています。
もう一つ、愛知県のマキさんから。「最近あったちょっと嬉しい出来事です。新しく作ったクレジットカードのセキュリティーコードが81だったんです。見た瞬間、昭次君の誕生日だと思い、ちょっぴり嬉しくなりました」という内容です。
僕の誕生日は8月1日なので、それにちなんで嬉しかったんですね。僕も数字は気にする方で、一番多いのはギターのシリアルナンバーとかですかね。最近で言ったらギターって必ずその裏ヘッド裏とかに多いんです。ヘッドってギターの一番上の部分なんですけど、その裏側に必ず製品製造年月日としてシリアルナンバーが刻印されていたりとか表記されているんですけどね。特にその昔のオールドギターなんかは結構刻印されていたりとか、あとは中にラベルが貼ってあって、手書きでこうマジックで書いてあったりするんですけど、その番号が何か、自分が好きな数字とかが何か揃ってたりとかすると、すごいテンション上がるんですよね。運命の出会いを感じるって言うか、そういう感じなんですよね。
だから僕は8月1日1968年の8月1日なんですけど、1968とかって、この数字がランダムに組み込まれていて、でも結構嬉しかったりしますよね。だからそれは分かります。もう本当に運命ですよね。ギターとかってものじゃないと思うので。やっぱり自分のパートナーだし、その一心同体になるし、そういうところもやっぱり愛情を感じるというか、お互いね、そのギターも僕もそうですけど、その辺はいつも大切にしていますね。
次のメッセージは、ラジオネーム330さん。「楽しそうにギターを弾く成田さんをライブで何回も見ているうちに、私もギターを弾いてみたくなりました。40代半ばですが、今からでも弾けるようになるでしょうか?また、初心者におすすめのギターがあれば教えてください」という質問です。
40代半ばってまだ若いじゃないですか。青春真っ盛りですよ。何か新しいことを始めるのに遅いということはありません。僕もその前は男闘呼組の再始動をやるつい3年くらいですよね。上京してきた頃で、その前は名古屋で普通に一般職をしていたので、正直その間約10年以上歌ギター弾いてなかったしで、歌も歌ってなかったですね。
ある意味本当に330さんと同じで50代ですよ。50過ぎてからまたリスタートというか、再チャレンジしてですね、ギター1年弾いてなかったですけど。だけどそうなんです。一番やっぱり課題が男闘呼組のその当時の曲をやっぱりやるっていうのは結構大変でしたね。
10代、20代の頃にやってたすっごいテンポの速い曲とか、本当に複雑なアレンジだったし、リフを弾きながら歌ってたりとか、リードギター弾いてすぐまた歌に戻らなきゃいけないとかっていう感じの曲が多いんですよ!男闘呼組って。だけどね、そうですね、でも僕はあえてなんだろう、多分メンバーそれぞれ思いがあって、当時のその曲の感じを再現したいっていうメンバーもいれば。
でも僕はもう本当に諦めたわけじゃなくて、今の50代の成田昭次が、そのできるその当時の男闘呼組のデビュー曲の「DAYBREAK」とか「秋」とか、セカンドシングルのサードシングルの「TIME ZONE」とかもそうですけど、自分なりに勝手にアレンジして、他のメンバーは割と忠実にやってました。でもそれを何かみんな「じゃ、昭次がそう言うんだったらつって好きに弾いていいよ」つって。で、僕は割と結構好きにやらせてもらってましたね。今回、この1年んでね、散々丸さんも何だろう、やっぱり自分がまず弾きたいっていう曲を弾いた方がいいと思うんですよ。
もちろんそのいろんな教則本で出てますけど、スケールの練習があったりとかってあるんですけど、意外とね、つまんないんですよ。その練習って淡々としてて。でもやっぱり自分が好きな曲を耳でコピーしたりとか、今だったらネットでも本はいくらでもね、楽譜とかYOUTUBEでもその音楽とか聞けるじゃないですか。
だからまずはそういうところから始めるのもいいかなと思います。ギターは最初の初心者におすすめのギターで、これいろんなところでよく聞きますけど、最初からすごいいいギターを買うというのも、そういう方法もあるし、まだずっと続くかどうかわからないから、何でもいいや、一番安いやつねっていう考え方もあればなんですけど。でもせっかくだったらある程度しっかりしたっていう方けどおかしいですけど、安定したギターを楽器屋さん行ってね、楽器屋さんの店員さんに相談してみるのもいいし。
例えば自分が好きな何か欲しいなと思ってるギターじゃ、例えばそれを使ってるアーティストとかをちょっと研究してみるってのもありだと思うし、一概には言えないですけどね。だからあんまり。でもほら、そんなのおもちゃみたいなリターンをいっぱいあるんで、それが悪いってわけじゃないですけど、ある程度ね、何でも今結構もう本当に5万を6万ぐらいでもいい人はたくさんあると思うんですよね。出会いだと思うんですよね。
僕が初めて買ったギターは、上京してからです。自分たちの上京した時はまだ自分のギターって持ってなかったんですけど、その自分たちの番組がね、急遽始まるってことになって。そのオープニングで演奏するっていうスタイルの最初の番組だったんで、和也と一緒に新宿の楽器屋さんに買いに行ったんですね。初めてやっぱり自分が好きなアーティストのギター。
僕、その当時マイケル・シェンカー(Michael Schenker)っていうギタリストがすごい好きだったし。で、マイケル・シェンカーが使っている同じフライング V型のシェイプのギターがあるんですけど、最近ではMOEちゃんが使ってたりとか、Little Black Dress のね、V型のシェイプのギターがあるんですけどね。それを最初買いましたね。白黒のツートン。それがね、10万円しなかったですけど、7、8万ぐらいでしたね。でもやっぱ当時の10代の僕らはデビュー前だったし、なかなかね、その安い値段じゃないですよ、やっぱり。
だからすごい必死で、和也と一緒に新宿の楽器屋さんに行って初めて買いました。和也と二人で店を回って、楽器屋さんに飾られているギターを見ている時、マイケル・シェンカーが使っているギターが目に止まり、「ほーマイケルと同じのがあるよ」と思いました。
もちろんマイケル・シェンカーが使っているのはギブソンのギターで、それはMADE IN USAのものだったんですが、僕が買ったのは日本のメーカーがコピーしたモデルでした。でも、それでもすごく嬉しかったですね。涙が出るほど嬉しくて、自分で初めて自分のお金でギターを買った喜びは今でも忘れないです。
片付けはもうほんとにもうマイケル・シェンカーが「Armed And Ready」という曲のリフをずっとひたすらコピーして、あとはそこから事務所の先輩の野村義男さんと出会ってから、色々な僕ら80年代世代なんで、その頃はもうヘビーメタルとかハードロックが全盛期の頃だったんですね。
(2024.6.15の放送で「成田昭次を作ったギタリスト列伝」でさらにマイケル・シェンカーの話をしました)
で、マイケル・シェンカーももちろんハードロックもヘビーメタルに近いぐらいの感じだったんですけどね。そっから野村さんとの出会いで、70年代、60年代とか、それこそ本当にビートルズ(The Beatles)とかローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES)、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)ですよね。ザ・フー(The Who)もそうだし、そういう音楽をそこで吸収して、大きい野村さんと出会ったことはすごい大きいですね、今の僕のギター人生の中では。
たくさんのメールありがとうございました。ここで1曲お送りします。11月10日に先行配信されるRockon Social Clubで「Go To Hell」。
(♪「Go To Hell」 – Rockon Social Club)
KURE オキーフ Present 成田昭次の Rockon The Knight、この時間はオキーフをお届けする呉工業がお送りしました。成田昭次の Rockon The Knight、終わりの時間です。早いですね。今夜も皆さんのおかげで、しっとり和やかなムードでお送りできました。ありがとうございます。
今バックに流れているのは、マイケル・シェンカー・グループの「Armed And Ready」という曲です。これは僕がエレキギターで最初にコピーしたリフですね。これがなかなか、なかなかのシンプルに聞こえるんですけど、まずギター押さえるまでが結構それが修行試練で、絶対血豆できるんです。その血豆を乗り越えて、やっと弾けるようになったのがこの曲だったんで、もうこれは生涯忘れることができないですね、このリフは。
お知らせです。11月17日にセカンドアルバム「Don’t Worry Baby」が発売先行配信決定しております。ぜひお聴きください。そして、12月には「KURE 5-56 Present Rockon Social Club TOUR 2023 Don’t Worry Baby」を4都市全6公演で開催します。詳細は公式ホームページをご覧ください。Rockon Social Club のアプリで先行受付を行います。受付期間は11月13日23時59分までです。是非是非皆さんお問い合わせください。
あと、成田商事改め NARITA THOMAS SIMPSON のワンマンライブ決定いたしました。ありがたいです!本当に!で成田商事が NARITA THOMAS SIMPSON に進化しました。そのファーストワンマンライブは11月の25日 LINE CUBE SHIBUYA 、元、渋谷公会堂ですね、11月25日 LINE CUBE SHIBUYA で行います。
番組へのメッセージもお待ちしています。メールアドレスは narita@1242.com です。自由に書いてください。あなたの話や成田に聞きたいこと、誰かに聞いてほしい話など、コンパクトにまとめてもらえると助かります。
この後もニッポン放送でお楽しみください。この時間のお相手は成田昭次でした。おやすみなさい。