2024年12月28日 (土)
05:30 - 07:15
  • チャンネル銀河
動物病院ドクトル花子の事件簿
番組情報
(2003)

動物病院ドクトル花子の事件簿

40を過ぎて未だ独身の獣医・八巻花子(泉ピン子)は、生まれ育った下町の実家で父の跡を継ぎ「八巻動物病院」の院長を務めている。捜査一課の刑事である弟・正和(村田雄浩)と2人暮らしだが、同居を目論む叔母・鈴子(野村昭子)が転がり込み、八巻家は一気に騒がしくなる。

花子のところに診察に来る飼い主たちは「愛犬同好会」を作り、公園で度々会合を開いていた。会員には近所の相沢光子や、宝石販売員の前川典子、熟年の増田夫婦、小型犬の飼い主・金子満などがいた。

鈴子を連れて公園を訪れた花子は、会員の真行寺房枝(渡辺典子)が自宅で火傷をし、入院したことを知る。房枝は花子の患者・ラッキーの飼い主で、花子も感心するほど犬のことをよく勉強していた。

その夜、往診を終えて帰宅途中の花子は、前川の運転する車と接触しそうになる。車は花子と気づかず走り去った。それから間もなく人だかりに出くわし、バイクに跳ねられたラッキーを発見し、自宅に連れて帰り治療をした。花子は、ラッキーが入院中の房枝を探しに外へ出てしまったのではないかと思い、飼い主との深い絆を実感する。

翌朝、ラッキーを連れて真行寺家を訪れた花子は、部屋で頭から血を流して死んでいる房枝の妹で売れっ子漫画家のマリエ(高橋由美子)を発見する。現場に駆けつけた正和ら警察は、犯行時刻は昨夜10時過ぎで、その時間に犬がかなり激しく吠えていたのを隣人が聞いていたことを知る。第一発見者の花子は、ラッキーが犯人に向かって吠えた後、家を飛び出して事故にあったのではないかと考える。