『勝手にしやがれ!! 英雄計画』は、哀川翔と前田耕陽のコンビが繰り広げるアクションコメディシリーズの第6弾であり、最終作です。1996年9月21日に劇場公開されたこの映画は、便利屋の雄次(哀川翔)と耕作(前田耕陽)がヤクザ追放運動に巻き込まれる様子を描きます。監督は黒沢清が務め、独特の緊張感とユーモアが融合した作品に仕上がっています。
あらすじ
ある日、ヤクザに追い回されていた雄次(哀川翔)と耕作(前田耕陽)は、正義感の強い青年・青柳(寺島進)と出会います。青柳の助けで危機を脱した雄次たちは、彼が参加しているヤクザ追放運動を手伝うことに。しかし、追放対象となる雨宮(清水宏)は悪徳ヤクザではなく、ただの畳屋でした。雨宮と町を出る約束をした雄次は、町の英雄となりますが、その後、青柳が自作自演で脚を撃たれる事件が発生し、事態はさらに混迷していきます。
キャスト
- 雄次:哀川翔
- 耕作:前田耕陽
- 青柳:寺島進
- 玲子:黒谷友香
- 雨宮:清水宏
- 鈴木栄(先生):大杉漣
- 国会議員:藤田敏八
- 町内会長:清水大敬
前田耕陽は、雄次の相棒である便利屋「耕作」役を演じています。シリーズを通じてレギュラー出演し、今回も雄次と共に市民運動に巻き込まれながら、ユーモラスでありながらもシリアスな展開を見せるキャラクターを演じています。
前田耕陽は全編を通して主要な役割を果たし、特に雄次との掛け合いが物語の核となります。彼のシーンは、追放運動に参加する場面や、終盤にかけての対決シーンなど見どころ満載です。
制作情報
- 初回公開日:1996年9月21日
- 公開場所:日本全国の劇場
- 放送時間:83分
- 監督:黒沢清
- 脚本:大久保智康
- 撮影:喜久村徳章
- 製作:須崎一夫
- 音楽:トルステン・ラッシュ
- 配給:ケイエスエス